箱根駅伝2026で、最も強烈なインパクトを残した選手の一人が黒田朝日選手です。
往路5区という“山登り”の最難関区間で圧巻の走りを見せ、区間新記録を樹立。
3分24秒差の5位から一気にトップへと浮上する逆転劇は、多くの駅伝ファンの記憶に残っています。
そんな歴史的な快走とともに、もう一つ話題になったのが、「黒田朝日が追い抜き際にピースサインをしたらしい」
というエピソードです。
この“ピースサイン”は本当にあったのか、それとも幻なのか。
ここでは、箱根駅伝5区で起きた出来事を整理しながら、その真相に迫ります。
黒田朝日の激走が話題に!
#箱根駅伝
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) January 2, 2026
青学大 3年連続の往路優勝!!!!
黒田朝日が大逆転!!!!! pic.twitter.com/zoC4DLaLYy
第102回箱根駅伝の往路で、黒田選手は5区を担当し、驚異的な区間新記録を樹立しました。
彼は3分24秒差の5位で襷を受け取り、最終的にトップに立つ逆転劇を演じました。
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黒田朝日のピースサインが話題
この快走の最中に語られたのが、いわゆるピースサインの話題です。
きっかけは、早稲田大学の監督によるコメントでした。
監督は、黒田選手が早稲田大学の工藤選手を抜く際、運営管理車に向かってピースサインをしたと語っています。
この発言が広まったことで、
- 「余裕の表れでは?」
- 「メンタルが強すぎる」
- 「相手を挑発したのでは?」
といったさまざまな憶測が飛び交い、SNSを中心に一気に話題となりました。
黒田朝日は否定
一方で、このエピソードについて黒田朝日選手本人は否定的です。
後の取材などで、黒田選手は
「その瞬間のことは覚えていない」
と語っており、意図的にピースサインをしたという認識はないようです。
5区は極限状態の中で走る区間。
呼吸も苦しく、視界も狭くなり、無意識の動きが出ることも珍しくありません。本人が覚えていないという発言は、むしろ自然ともいえます。
なぜ「幻のピースサイン」と言われるのか
このピースサインが「幻」と言われる理由は、主に3つあります。
① 映像で明確に確認できない
テレビ中継や公式映像を見ても、
はっきりとピースサインをしている決定的瞬間は確認しづらいのが実情です。
そのため、
- 見間違い
- 一瞬の手の動き
- 他のジェスチャーと混同
といった可能性も指摘されています。
② 証言が一方のみ
このエピソードは、主に早稲田大学監督の証言によるものです。
黒田選手本人は否定しており、第三者の明確な証言も多くはありません。
③ 黒田選手のキャラクターとのギャップ
黒田朝日選手は、
- 寡黙
- 冷静
- レースに集中するタイプ
というイメージが強く、パフォーマンス的な行動を取る選手ではないと見られています。
そのため、「ピースサインをするタイプに見えない」という印象も、“幻説”を強めています。
記録の振り返り
3分24秒という絶望的な差をひっくり返し、往路優勝を勝ち取ったその激走を、驚異のスプリットタイムとともに振り返ります。
| 区間ポイント | 特徴 | 黒田選手のスプリット | 解説 |
|---|---|---|---|
| 箱根湯本〜大平台 | 緩やかな上りの序盤 | 18分30秒前後 | 5位スタートから平地並みのスピードで猛追 |
| 大平台〜小涌園 | 急勾配のヘアピン | 13分10秒前後 | 3000m障害で鍛えた体幹を活かし、加速 |
| 小涌園〜芦之湯 | 最高地点への心臓破り | 15分40秒前後 | 早稲田・工藤選手をパスし、失速なく走破 |
| 芦之湯〜元箱根 | 下りと平地の終盤 | 10分20秒前後 | 山を登り切った後もギアチェンジし、トップへ浮上 |
| フィニッシュ | 芦ノ湖ゴール | 1時間08分台(新) | 歴史を塗り替える区間新記録を樹立 |
第102回箱根駅伝において、黒田選手はこれまでの区間記録(城西大・山本唯翔選手の1時間09分14秒)を大幅に更新する1時間08分台という驚愕のタイムをマークしました。
「登りの加速力」: 通常、勾配がきつくなるにつれて1kmあたりのラップは落ちますが、黒田選手は小涌園付近の最も苦しい場所で、他の選手の追随を許さないラップを刻み続けました。
「無酸素運動の強さ」: 3000m障害という種目の特性が、酸素の薄い山上りでのラストスパートに直結。
まとめ
ピースサインの真偽はさておき、
黒田朝日選手が箱根駅伝で見せた走りが本物だったことに疑いはありません。
今後さらに注目度が高まる中で、この“幻のピースサイン”もまた、語り継がれる箱根エピソードの一つになっていくのかもしれません。


